役員紹介: 齋藤孝一 さん
担当 : 練馬中央自治会第4部部長
防火防災委員長
ご本人から:
地域との関係
昔、この地域には「松山」、「はげ山」と呼ばれるところがありました。
松山は、開進第二中学校内のセミナーハウスが建つあたりです。セミナーハウスのある建物を「松山館」と呼びその名を残しています。
「はげ山」は、石神井川をはさんで練馬総合運動場(旧中大グランド)の対面の高台の地。
今では住宅地になっていますが、当時は樹木が一本もない赤土の高台でした。
テレビ、ゲーム器、スマホもない時代でしたので、子供たちはみんな外で遊びます。松山では、松の木の上に家を作ったり、はげ山の斜面は赤土の上を滑ったり、転がったりして遊んだことを覚えています。
石神井川の「中の橋」(豊島園通りにかかる橋)の下流は深みがあったので飛び込んで泳ぐことができました。
こうして地域の中で育った悪ガキが、大人になると、都心へ通うサラリーマンになったため、地域で歩くところは家と練馬駅の往復ばかりで、休日にすら近所を歩くことはほとんどなく、地域の出来事には全く無関心でした。自治会があることなど知らず、今思うと、家は自治会に加入していたので回覧板が回ってきていたでしょうが、こうして自治会の役員になるまで回覧板に目を通したこともなかったと思います。
サラリーマンを定年退職、引き続き関連企業での就業も終えた平成29年(2017)、頼まれるままに自治会の役員を引き受けました。その時72才、全く遅い自治会新入生ですが、入ってみてびっくり、三役の方を初め役員の多くは年上の方であり、私はまさに「ひよっこ」的存在でありました。
住まいは練馬一丁目、自治会第4部の区域で部長を引き受けました。また、前任の古山昭男さんの後を継いで防火防災委員長となりました。
防災活動について
自治会の防火防災活動に、スタンドパイプ(可搬式放水装置)と軽可搬ポンプの操作訓練があります。
スタンドパイプは大地震や大火災時に、建物倒壊等で消防隊の到着が困難や遅くなる時に、地域住民が消火栓を使用して放水できる消防機器です。 大人の手で持ち運びができるので、消火栓のところまで運び消火栓に設置、ホースを連結して放水します。
軽可搬ポンプは、車輪のついた台車に乗ったエンジン駆動の消火ポンプです。地下水槽のある所まで台車で移動し、地下水槽の水をエンジンポンプにより吸引し放水します。
練馬中央自治会防災会ではこのような消火装置の操作訓練を毎年実施してきています。(コロナ禍の2020年、2021年は中止)
この他、震度5以上の大震災が発生すると、練馬区立の小中学校は住民の避難場所となります。練馬中央自治会は近隣の自治会と協働して南町小学校避難拠点の運営にあたります。
自治会活動ではまだまだ経験不足ですが、自治会の若者として頑張りたいと思っていますのでどうぞよろしくお願いいたします。