会長挨拶

 
 田柄には三つの神社があります。
   言いい伝えによれば、5丁目にある北野八幡神社(飯綱権現社)は11世紀平安時代中期に、
4丁目にある天祖神社(神明社)と2丁目にある愛宕神社は17世紀初頭に創建されたものと
されています。
 即ち、田柄の地には千年も前から人々の暮らしがあり、17世紀になり江戸幕府が置かれて
から江戸の人々への食糧供給のため農産物生産地としての開発が図られたことがうかがえます。
 
 有名な練馬大根は昭和の中頃まで盛んに生産されていました。なぜ大根かというとこの地は
関東ローム層に覆われ水はけが良く田んぼに水が溜まらず稲作には適さないため大根やゴボウ
などの根野菜が栽培されたといわれています。田が枯れる地質から「田枯」が「田柄」の地
名の由来という説もあります。

 昭和30年代に日本が高度成長期を迎えると田柄の地は宅地化が急激に進み今日を迎えてい
ます。平安から江戸時代まで600年、江戸時代250年余り、明治維新後150年、平安時代
から江戸時代の人々の暮らしぶりは想像もつきませんが皆が助け合い支え合って生きてきたこと
は確かです。このことは昔も今も変わらないことだと思います。
 
 練馬区の支援によりホームページを開設し六年が経過しました。
これからもこのホームページを通じて町内の情報共有が図られ共助の仕組みが一層整い、田柄の町が
皆さまにとってより住みやすい価値ある町になるように努めてまいります。
 町内の皆さまにはこれからも田柄町会の活動に対しご理解とご協力をくださいますようお願い
いたします。

 

                      
              
                                 令和5年4
月                                                                                                    
                             田柄町会 会長 上野 一幸