デジタル化推進策

管理組合のデジタル化推進策

分譲マンションの管理組合業務のIT化(デジタル化)には
様々なニーズと障壁があります。
この手のプロジェクトは「進め方」を間違えると、時間・手間
および費用がかかる割には、いつまでも実現しないものです。

別ページにて「ホームページの爆速立上げ秘話」を紹介して
いますが、ホームページに限らずデジタル化の様々なニーズに
対しては、「進め方の判断基準」を設定して進めています。

1.最初に実現させたのは「大規模集会のオンライン中継」でした。
 オンライン会議には、「1対1」の小規模なもの、「十人程度」の
 中規模なもの、「~100人」の大規模なもの、があります。
 それぞれ目的や手段が同一ではないケースもあります。
 実現の容易性と実現メリットの大きさなどを比較検討して
 大規模修繕の工事説明会や臨時総会など、参加規模が
 50~100人規模で、子育てや高齢化などで外出が難しい人を
 ターゲットにした「大規模集会のオンライン中継」から開始しました。
 会場参加者(リアル)と遠隔参加者(リモート)が共存できるのが重要です。
 リモートからの参加者でも声で質問できる環境を目指して、会場内の
 スピーカにパソコンからの音声が流れる仕組みに工夫が必要ですが、
 なんとか実現して好評です。

2.次に10人程度の会議のオンライン化を実施しました。
 会議室にはテレビがあって会場参加者はその画面をみて
議論しますが、
 遠隔参加者も同じ画面表示をみて随時発言が双方向で可能です。
 「大規模」も「中規模」も仕組みを理解すれば簡単に実現できますし、
 予算も技術的難易度も比較的低く抑えられます。

3.現在チャレンジ中なのは、毎月数回発生する「支出承認稟議」の電子化と
 住人名簿に基づいて1枚づつ作成される「個別通知書発行」の自動生成化です。